保安防災・BCP
日本曹達グループは、安全で安定した生産活動の継続と製品・サービスの安定供給が事業活動の基本と考えており、保安防災活動を推進しています。また、万が一の災害など緊急事態においても迅速に復旧し、生産活動を再開できるよう、BCP(事業継続計画)の継続的改善に取り組み、安定供給に向けた体制を強化しています。
- 安全管理
操業オペレーターに対する継続的な教育プログラムの実施や危険事例の水平展開により技術力と安全意識の向上を図り、従業員の危機対応能力を高めます。また、事故や災害を想定した実践的な防災訓練を定期的に開催し、危機管理体制の継続的な改善を図ります。 - 設備保全
設備災害ゼロを目標に、各製造事業場において設備の定期点検を計画的に実施し、予防保全を重視した修理・更新工事を適時行います。設備の新設や改良工事を行う際には、社内専門家による安全性の検証を徹底するとともに、外部機関による定期的な防災診断を受審し、その結果に基づいた改善活動を推進します。 - BCP(事業継続計画)
BCPの方針に基づき、大地震や台風などの自然災害をはじめ、感染症の流行、サイバー攻撃などの重大リスクを想定し対策を講じます。また、経営層による定期的な見直しを通じて実効性の向上を図ります。指揮命令系統の明確化と情報伝達訓練の実施により緊急時の対応力を強化し、従業員とその家族をはじめすべてのステークホルダーの安全を確保するとともに、お客様への製品供給の早期復旧に努め、事業継続性を高めます。
2024年度目標と実績(KPI)
(実績達成度 ◎:90%以上 ○:90〜80% △:80〜60% ×:60%以下) 赤文字:KPI
| 日本曹達グループ 2024年度目標 |
日本曹達単体 2024年度実績 |
評価 |
|---|---|---|
| 1. 重大設備災害:無災害 | ||
| 1)重大設備災害ゼロ |
|
◎ |
| 2)BCPと連携し、重大設備災害発生リスクの低減実行 |
|
◎ |
| 2. BCP(事業継続計画)維持・改善 | ||
|
|
◎ |
保安防災
リスク管理
| 保安防災リスクアセスメント | 設備・機械、製造プロセスの保安防災リスクアセスメントによるリスク評価を行っています。抽出された課題に優先順位をつけ、設備保全や点検などの対策を順次実施しています。 |
|---|---|
| 危機管理体制の整備 | 事故や災害を未然に防止することを最優先としています。一方、万が一の事故や災害など、緊急時に備えた危機管理体制を整えており、定期的な訓練などで整備状況を確認しています。 |
| 緊急対応への行動基準 | 災害や事故の発生時に、迅速かつ適切に連絡、処置、指揮を行えるように行動基準を定め、定期的に見直して改定を行うとともに、訓練でその効果を確認しています。 |
第三者による防災診断
日本曹達ならびに製造系グループ会社は、SOMPOリスクマネジメント(株)の防災診断を受審しています。
2024年度は、リサーチ&イノベーションセンター(小田原地区)の1事業所およびグループ会社3工場で受審しました。
安全管理
プラントの安全を確認する安全監査
設備の新設、改良工事などにおいてプロセス上の安全を確保するため、責任者および社内専門家による安全審査・監査を行い、安全・環境・品質などの側面からの設備や操業内容の検証を行っています。
製造系グループ会社の設備については、RC定期監査において製造設備の管理状況を監査し、保安防災の改善活動につなげています。
本社試運転前安全監査の実施状況
千葉工場 2024年12月20日
VPポリマー溶液品増産工事 Ⅱ期工事試運転前安全監査・工場安全審査
書類、現場監査の結果、25件の指摘事項に関して全項目の対策を行い、試運転を終了しました。
防災教育と訓練
従業員の安全確保のための知識、スキル習得を目的に、さまざまな保安防災教育、訓練を実施しています。今後も「重大設備災害ゼロ」を目標に、さらなるレベル向上を目指した保安防災活動を推進していきます。
研修プログラム(NTTC:Nisso Technical Training Center)
各事業場、各部署ではCSR活動計画に従い、定期的な教育・訓練を継続的に実施しています。また、製造事業場に配属される製造職新入社員に対しては、新入社員教育として製造系研修プログラムを実施。安全面や基本的現場作業に関する体験教育を含めた教育訓練を行っています。さらに新入社員以外の幅広い階層にも教育を拡大し、安全感度の向上に努めています。
2024年度 講習会実施実績
—:受講該当者なし
| 二本木工場 | 高岡工場 | 水島工場 | 千葉工場 | R&Iセンター | グループ会社 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 入社年度別講習 | |||||||
| 初年度講習 | 13 | 7 | 1 | 4 | 8 | 9 | |
| 2年目講習 | 3 | 4 | 2 | - | - | 1 | |
| 3年目講習 | 3 | 11 | - | 6 | - | 1 | |
| 5年目講習 | 11 | 22 | - | 5 | - | - | |
| 10年目講習 | 2 | 8 | - | 1 | - | - | |
| 15年目講習 | - | 6 | - | - | - | - | |
| 事業場別講習 | - | - | - | - | - | 7 | |
| 協力会社向け講習 | - | 118 | - | - | - | - | |
| 合計 | 32 | 176 | 3 | 16 | 8 | 18 | |
地域と一体になった防災体制
日本曹達の各事業場では、定期的な防災訓練の中で、近隣の工場や自治体と一体になって共同防災訓練を行っています。地域ごとに異なる環境や実態に合わせた災害状況を想定することで、現実に即した内容で防災訓練を実施しています。
工場総合防災訓練
(千葉工場、2024年6月11日)
工場総合防災訓練
(高岡工場、2024年6月12日)
春季工場総合防災訓練
(二本木工場、2024年6月25日)
有害物(NaOH)漏洩対処訓練
(水島工場、2024年9月5日)
駆付け消防訓練
(高岡工場、2024年10月3~24日)
総合防災訓練
(R&Iセンター(小田原)、2024年10月18日)
秋季工場総合防災訓練
(二本木工場、2024年11月14日)
総合防災訓練
(千葉工場・R&Iセンター(千葉)、2025年2月17日)
避難訓練
(千葉工場・R&Iセンター(千葉)、2025年3月17日)
2024年度 防災訓練実施状況
BCP(事業継続計画)
BCP(事業継続計画)の基本的な考え方
大地震などの自然災害、あるいは日本曹達の事業場に甚大な被害をもたらす危機が発生した場合を想定し、地域住民と従業員、協力会社従業員、派遣従業員の安全確保を当社の社会的使命として、BCP(事業継続計画)の方針を次のように定めています。
- 1.従業員、協力会社従業員、派遣従業員とその家族の安否確認、安全確保ならびに、事業場のある地域住民の安全確保を最優先する。
- 2.社会・地域に貢献するという意識を全社で共有する。
- 3.被災した本社、工場、研究所、営業所の保全を図る。
- 4.保全活動に携わる従業員、協力会社従業員、派遣従業員が自律的に行動することができる仕組みを構築する。
お客様の要求に応じた製品供給継続
日本曹達は、自然災害などの危機が発生した際、安全の確保と同時に、製品がお客様のご要望どおりに供給できることをBCPの目的としています。この目的達成のため、PDCAサイクルを回し、継続的な改善を図ります。


- 1.重大設備災害:目標 無災害 0件
- 2.BCPの維持・改善 BCPマニュアル2025年度版(Ver.15版)作成