従業員とともに

日本曹達グループは、長期ビジョン「かがくで、かがやく。2030」の主要課題として、「コスト競争力強化・効率化」「海外事業の拡大」「新製品の開発促進と新規事業への進出」を掲げています。これらの戦略の実行にあたり、人材は最も重要な経営資源の一つであると捉え、中期経営計画「かがくで、かがやく。Stage Ⅱ」において、人的資本経営ビジョン「社員もかがやく」を策定し、各種施策を推進しています。また、2025年度からは長期ビジョンに連動する人事ポリシーとして「かがくで、『かがやく人』となる」を掲げました。社員によるチャレンジ、学び、またそれらを仕事に活かすことを後押しすべく、人事制度の点検と見直しを行っています。従前から培ってきた強みを存分に活かしながら、さらにイノベーション創出を推進する組織へと変化するために、多様な人材一人ひとりが最大限に力を発揮し、社会の状況変化を捉え、前向きな発想で業務に取り組める環境・組織づくりに向けて、ダイバーシティの推進や人材育成、働きがいと誇りを持てる職場づくりに取り組んでいます。

活動方針
  • 人権と尊厳の尊重
    国際人権章典(世界人権宣言、市民的及び政治的権利に関する国際規約、経済的・社会的及び文化的権利に関する国際規約)に定められた人権原則を尊重し、あらゆるステークホルダーに対して「ビジネスと人権に関する国連指導原則」に則って事業を行います。また、各国の法令を遵守し、人種、宗教、性別、性的指向、障がい、年齢、国籍などによる差別やハラスメントを防止するとともに、いかなる形態の児童労働および強制労働も禁止し、結社の自由と団体交渉権を尊重します。これらの取り組みを通じて、人権と尊厳が尊重される公正で健全な事業環境の構築に努めます。
  • ダイバーシティの推進
    多様な文化・慣習・価値観を持つ人材が活躍できる環境を整備し、それぞれの強みや創造力を融合させることで、企業の持続的成長を実現する包摂的な組織風土を育みます。
  • 人財の育成・活躍支援
    すべての従業員が、いきいきとかがやいて活躍できるよう、各種研修プログラムを体系的に提供し個々の成長と自律的なキャリア形成を継続的に支援します。また、柔軟な働き方と仕事生活の調和を図り、労働時間・残業に関する各国・地域の法律を厳格に遵守するとともに、過剰な労働時間の削減に積極的に取り組み、適正な労働時間管理を徹底します。これらの取り組みを通じて、従業員の心身の健康を守り、人財育成と健康経営を推進します。
  • 継続的な改善
    人事制度・運用・システムを積極的に見直し、継続的な改善に努めます。

職場における人権への取り組み

日本曹達グループは社内における人権意識の向上と公平な職場環境の実現に努めています。全従業員が遵守しなければならない事項をまとめた「日曹グループ行動規範」の中に「人権尊重・差別禁止」を明記し、一人ひとりの人格・個性を尊重し、差別につながる行為は一切行わないことを周知徹底しています。また、階層別研修においては多様性への理解と個々人の尊重を意識した講義を取り入れるとともに、従業員が安心して相談できる苦情受付窓口を設け、ハラスメントのない健全な職場環境を維持しています。さらに、雇用形態にかかわらず同じ仕事に対しては同じ賃金を支払う「同一価値労働同一賃金」の原則を実践するため、職務内容や責任に応じた公正な評価・報酬体系を構築しています。これらの施策を通じて、従業員一人ひとりの尊厳を守り、活力ある職場づくりに取り組んでいます。

従業員研修

新入社員を含めた各階層の新任者へ向けた研修会でハラスメント防止に関する講義を行っています。

苦情受付窓口の設置

各事業場に「ハラスメント相談受付窓口」を設置しています。また、2020年4月より、社外相談窓口として「日曹ハラスメント・人間関係ホットライン」を新設し、通報者のプライバシー保護を高めた相談窓口として拡充しました。

同一価値労働同一賃金

日本曹達は、同一価値労働同一賃金の原則を尊重し、職務内容や人材活用の仕組み、その他の事情を考慮し、性別、年齢、国籍、雇用形態などを理由とする不合理な待遇差が生じないよう努めます。

  • ※短時間・有期雇用労働法および厚生労働省 告示第430号「短時間・有期雇用労働者および派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針」(同一労働同一賃金ガイドライン)を参照しています。

ダイバーシティの推進

グローバルで高い競争力を持ち、持続的に成長し続けるための重要戦略に位置づけているのがダイバーシティです。多様な人材一人ひとりが最大限に力を発揮し、環境変化を捉え、前向きな発想で業務に取り組める環境・組織づくりこそが、新たなイノベーション創出につながると考えています。

ダイバーシティ方針

性別や年齢、国籍、人種、宗教、障がいの有無などに関係なく多様な人が集まり、いろいろな発想を出し合うことで企業を発展させていくために、ダイバーシティ方針を定めています。
日本曹達では、多様な価値観を持った企業集団こそ、新たなイノベーションを生み、グローバルな競争力を向上させる源泉と考え、ダイバーシティの推進を重要な経営戦略として位置づけています。
その取り組みとして、多様な人材を活かす人事諸制度への転換、組織風土の改善、職場環境整備など、ハード・ソフト両面から基盤構築を行い、グローバルで意欲と能力のある人材が生き生きと輝き、持続的に成長・発展できる会社を目指します。

ダイバーシティの推進

女性活躍の推進

日本曹達は、女性にとって働きやすい職場づくりを進めるとともに、女性が活躍できる職場環境の構築にも取り組んでいます。「女性活躍推進法」に基づき、一般事業主行動計画を策定し、その取り組みの結果、2018年8月に「えるぼし」認定を取得しました。当社は、2030年度における女性管理職比率の目標を10%としています。

女性基幹職人数・比率
女性基幹職人数・比率
  • ※日本曹達(株)単体(グループ会社への出向者を含みます)。
女性管理職人数・比率
女性管理職人数・比率

採用の強化

日本曹達は、キャリアと働きやすさにフォーカスした採用説明会を実施し、応募者に対し当社での将来像をより具体的に提示しています。同時に、採用関連サイトを刷新し、会社の文化や雰囲気がより伝わるコンテンツの充実を図っています。さらに、社会貢献やダイバーシティの推進、企業価値向上の観点などから、社内農園を開設し、農園型障がい者雇用を実施しました。これらの取り組みを通じて、多様な人材の確保と、誰もが活躍できる職場づくりを目指しています。
2024年度の主な活動実績は以下になります。

  • 新卒採用(基幹職、一般職、実務職)
    2025年4月入社:20名(うち、女性10名)
  • キャリア採用(基幹職、一般職、実務職)
    2024年4月~2025年3月:18名(うち、女性6名)
  • 高齢者雇用
    4月:27名、10月:12名にて再雇用希望者の100%を採用(関連会社転籍を含む)
  • 障がい者採用
    2025年1月:3名(うち、女性0名)

今後、障がい者雇用に関する啓蒙、および職場環境の整備を行うとともに、障がい者雇用に関するネットワークを強化し、雇用率の向上を図ります。

採用者数(男女別)・定着率
採用者数(男女別)・定着率
障がい者雇用者数・雇用率
障がい者雇用者数・雇用率
  • ※厚生労働省が定めた2024年4月以降の法定雇用率2.5%に対して未達。
正規雇用労働者の採用者数に占めるキャリア採用者数の比率
正規雇用労働者の採用者数に占めるキャリア採用者数の比率
雇用形態の状況(正規社員・非正規社員)
正規社員 非正規社員 合計
契約社員 派遣社員
(名) (%) (名) (名) (名) (%) (名)
1,248 83.5 159 87 246 16.5 1,494
  • ※日本曹達(株)単体、2025年3月31日現在。

多様化への順応

性別や年齢、国籍、人種、宗教、障がいの有無、新卒・キャリア採用にかかわらず、多様な人材の採用を強化し、組織の多様化を進めています。価値観の異なる人の集団をつくることで、個々人の思考の幅や視点を変えるきっかけになると考えています。
多様な価値観を認め、個人と組織の力を高めるために、各階層別研修において多様性に関する講義を行い、意識変革を進めています。
また、2016年11月以降、社内報にてダイバーシティの記事を継続して掲載しています。

《社内報に掲載されたダイバーシティの記事》

一人ひとりが輝く会社を目指して
労働者男女の賃金差異
労働者男女の賃金差異
  • 上記の男女間賃金差異は支給実額ベースで算出したものであり、同一の職群・職級・役割においては、男女間の賃金格差は生じていません。
  • ※「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づいて算出。
  • ※算出方法:女性の平均年間賃金 ÷ 男性の平均年間賃金 × 100(%)
  • ※集計期間:各年度4月1日~翌年3月31日
  • ※賃金:基本給、時間外労働手当、賞与などを含む(退職手当、通勤手当などを除く)。
  • ※全労働者:当社からの出向者および他社からの出向者を除く。
  • ※正規雇用労働者:正社員を指す。
  • ※パート・有期労働者:正社員以外の嘱託社員(定年退職後の再雇用者を含む)を指し、派遣社員を除く。

人材育成

日本曹達が今後も持続的に成長していくためには、人材の育成が欠かせません。「自律型人財の育成」を主軸として各種施策の検討・実施を行っており、「かがくで、『かがやく人』となる」を人事ポリシーとして掲げ、職群や職級にかかわらず、社員それぞれが自律し、チャレンジ、学び、それらを仕事に活かす、「挑」「学」「活」の3つを通して「かがやく人」となることを後押ししています。
人材育成の基礎は教育・研修であると考え、職場で行うOJTのほか、各種階層別研修、職種別の専門教育、語学力向上や資格取得に向けた自己啓発支援など、多様なプログラムを実施しています。2024年度はライン長を対象とした新規研修を実施し、2024年度に日本曹達で行った、OFF-JT(Off-the-Job Training)の総教育時間は17,954時間に上りました。これは、受講者1人当たり平均14時間の教育を受けたことに相当します。今後も当社は、社員の能力開発に積極的に取り組み、人材育成を通じた企業価値の向上を目指します。

教育体系(階層別研修)
教育体系(階層別研修)

キャリア開発支援制度

日本曹達では、変化のスピードが速い現代社会において持続的成長を目指すにあたり、従業員一人ひとりが高い意識を持って能力開発に取り組み続けていくことが不可欠であると考えています。そのため、個々の適性や個性を尊重し、成長を支援することで、社員のチャレンジ精神を高め、自律的なキャリア形成を促しています。さらに、個人の成長とともに適正な配置を行うことにより、組織力の最大化を目指しています。これらの取り組みを通じて、従業員と組織の相互発展を実現します。その実現への一助とすべく、「キャリア開発支援制度」では、主に若手から中堅社員を対象とし、各従業員が5年後、10年後のありたい姿を描くとともに、その実現に向け、自ら能力開発の計画をマネジメントしていくことを支援しています。具体的には、キャリア開発意識を向上させるきっかけとしての「キャリア研修」、ありたい姿を1年に1回描き、見直す機会としての「キャリアビジョンシート」、自己の想いを伝えることによってビジョンをより明確にする「キャリア面談」、これら3つを軸とし、自分自身だけでなく会社の将来をも見据えて価値創造ができる人材の育成を図っています。
キャリア開発支援制度の実行性を評価するための指標を「上司面談実施率」と「人事面談実施率」とし、その目標をともに100%と定めています。これらの指標に関する2024年度の実績は以下になります。
対象者(基幹職の新卒~入社15年目相当)の上司面談実施率 実績:100%
対象者(基幹職の入社5年目・10年目・15年目相当)の人事面談実施率 実績:100%
2024年度に行った活動は以下になります。

  • キャリア開発支援制度の説明会実施(2024年6月)
  • キャリア研修の実施(2024年6月)
  • キャリアビジョンシートの作成、上長面談の実施(2024年6月〜9月)
  • キャリア面談の実施(2024年10月〜11月)

また、社外キャリアコンサルタントの面談機会提供も試験的に導入しました。

研究開発人材の国内外留学・海外研修

最先端技術の習得とグローバルな人脈形成を目的として、国内外への研究留学を実施しており、有機合成や高分子、分子生物学の研究室への派遣を行っています。海外の研究者とともに切磋琢磨することが研究者のレベルアップにつながっており、派遣先とのコラボレーションも期待できます。

また、異文化の中でビジネスを推進するには何が必要かを体感することを目的に、海外研修制度を設けています。研修生は、選抜試験の合格を経て、1年間にわたり語学留学と海外関連企業での実務研修を受けます。そこで得た広い視野とキャリア観をベースに、各部署で活躍しています。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時休止していた時期もありますが、次世代リーダー育成のため、海外勤務機会を増やす取り組みを実施する予定です。

ケンブリッジ大学での留学風景

ケンブリッジ大学での留学風景

化学品・製品安全に関する法令教育

日本曹達は、化学物質管理に関わる法令教育および説明会を定期的に開催しています。

No. 教育項目および内容 対象事業所および日時 受講者数
1 医薬品教育
(内容:管理体制、基準書、活動計画/実績、安全管理情報、品質管理情報、変更管理)
本社、大阪営業所
2024年5月30日
25名
2 化学物質リスク管理教育
(日化協ケミカルリスクフォーラム受講:化学品管理の概論、各国の化学品規制の動向、リスク評価方法などの実務教育)
本社、二本木工場、高岡工場、水島工場、千葉工場
2024年5月~2025年2月(計10回)
49名
3 SDS関連法規教育
(内容:工場品証(SDS)担当者に対して、法体系や化学物質関連法令のレビュー)
本社、二本木工場、高岡工場、千葉工場
2024年11月26日~27日
6名

その他業務に関連する法令教育

日本曹達は、継続的に業務に関連する法令教育を行い、法令遵守の徹底に努めています。

日付 対象事業場・対象者 実施内容 受講者数
2024/4/7 2024年入社新入社員
2023年度中途採用者
コンプライアンス研修 18
2024/4/19 2024年度1等級新任者・
2023年度研修未受講者
労働基準法/育児・介護休業法/次世代法・女性活躍推進法 26
2024/5/13 新任コンプライアンス担当者 内部通報研修 4
2024/5/17 2024年度準主幹職新任者・
2023年度研修未受講者
労働基準法/育児・介護休業法/次世代法・女性活躍推進法 20
2024/10/1
〜11/30
国内グループ会社役職員 行動規範研修(eラーニング) 2,801
2024/11/5 海外営業部所属員 下請法研修 11
2024/11/13 二本木工場役職員 下請法研修 22
2024/12/11 高岡工場役職員 下請法研修 26

安全衛生に関する教育

日本曹達は、健康教育や安全講話、セミナーなど、多様な教育プログラムを実施することで、従業員の健康意識と安全意識を高めています。

上期 下期
日程 実施内容 日程 実施内容
本社 2024年6月 ストレッチ動画:肩こり、腰痛、歩き方 2024年10月 衛生講話:ストレスチェックを知ろう(動画あり)
2024年7月 衛生講話:みんなの介護(動画あり) 2024年11月 救命救急講習(AEDを含む)
2024年12月 衛生講話:寒い季節の健康管理
二本木工場 2024年5月23日 安全講話 2024年10月7日 衛生講話
2024年9月26日 交通講話 2024年10月30日 健康フェス
2024年11月5日 肩こり腰痛予防講座
2024年11月21日 ストレッチポール講座
2025年3月13日 メンタルヘルスケア:ラインケア研修
高岡工場 2024年6月5日 熱中症予防教育(103名) 2024年10月7日 救急法講習会(27名)
2024年6月7日 ホスゲンガス臭体験教育(33名) 2024年11月26日 ホスゲンガス臭体験教育(6名)
2024年6月19日、25日 交通安全講習会(55名) 2025年2月4日 衛生講話(78名)
2024年7月29日、8月21日 心と体の健康教育
「こころとからだの健幸タイム、自律神経を整える行動」(60名)
2025年2月21日 空気呼吸器取扱講習(19名)
2024年8月1日 電気安全教育(90名)
2024年9月26日 化学物質混合危険体感教育(映像視聴案内)
水島工場 2024年5月20日 熱中症予防講習会 2025年2月13日 交通講話
2024年6月18日 交通講話
2024年9月3日 衛生講話
2024年9月18日 アウラ全員セミナー
千葉工場 2024年6月21日 交通安全講話 2024年11月6日 衛生講話
2024年7月23日、30日 普通救命講習 2025年1月15日 セルフケアセミナー
2024年7月24日 メンタルヘルスセミナー 2025年1月30日、2月6日 普通救命講習
R&Iセンター(小田原地区) 2024年6月17日 セルフケア研修
「精神栄養学について」
2024年11月18日 ラインケア研修
「昨年のアンケート結果をもとに講演」
2025年1月20日 衛生講話
「がんの予防について」
R&Iセンター(千葉地区) 2024年6月21日 交通安全講習(千葉工場と合同) 2024年11月6日 衛生講話
(肝機能障害の改善方法と予防)
(千葉工場と合同)
2024年7月23日、30日 普通救命講習(千葉工場と合同) 2025年1月22日 セルフケアセミナー
(依存症について)
2024年7月24日 メンタルヘルスセミナー(千葉工場と合同) 2025年1月30日、2月6日 普通救命講習(千葉工場と合同)

働きがいと誇りを持てる職場づくり

人的資本経営ビジョン「社員もかがやく」においては、人材育成の内容に加え、社内環境整備方針として「社員が柔軟で効率的な働き方を実践することにより、その能力を最大限に発揮すること」を掲げています。

職場満足度の向上

従業員一人ひとりが働きがいを感じ、能力を最大限に発揮できる職場環境づくりに積極的に取り組んでいます。従業員の成長を支援し、自律的なキャリア形成を促しつつ、仕事と私生活との両立を支援するためにはどのような制度や職場環境が望ましいか、労働組合などを通じて職場の声を収集し、残業時間の削減などその対策を講じるとともに、管理職についても効率的な働き方ができるよう振り返りの機会を設けることで、よりよい職場環境の構築を目指しています。

2024年度は時間外労働の管理と低減および増加の抑制を図るとともに、有給休暇取得状況の管理強化に取り組みました。

従業員1人当たり年間総労働時間
所定内
労働時間
(時間)
早出残業時間
(時間)
休日出勤時間
(時間)
年次有給
休暇取得
(日)
その他の
有給休暇取得
(日)
1人当たり
年間総労働時間
(時間)
1,807.8 99.2 4.0 15.9 2.0 1,765.6
  • ※集計期間:2024年度(2024年4月~2025年3月)

エンゲージメントの向上

2022年12月より、従業員の当社へのエンゲージメントを可視化することを目的に、意識調査(エンゲージメントサーベイ)を実施しています。回答率は92〜94%で推移しており、今後この調査結果をもとにエンゲージメント向上策の立案と実施に取り組んでいきます。

離職率
離職率
  • ※厚生労働省 雇用動向調査に基づきます。

ワークライフバランスの推進

日本曹達では、出産や育児・介護など生活の変化点においても、就業を継続できる職場環境の整備に努めています。仕事と私生活を両立しながら、健康に働ける職場にするため、就業規則の改定や働き方の改革を進めています。次世代育成支援対策推進法に基づき、仕事と子育ての両立支援に関する行動計画を策定し、その取り組みの結果、2020年10月に「くるみん」認定を取得しました。主な施策として、育児中の社員に対する子の看護休暇や所定外労働などの制限を設けるほか、法定基準を上回る小学校6年生までの子を養育する者を対象とした短時間勤務制度を整備しています。さらに、配偶者の転勤などに対応するため、国内外での配偶者同行休職制度も導入しています。
2024年度におきましては、以下の活動を実施しました。

  • 各種階層別研修にてワークライフバランスの講義実施(通年)
  • 各拠点にて有給休暇取得促進策を展開
  • 配偶者同行休職制度の導入
「くるみん」認定
育児・介護休業取得者数の推移
育児休業取得者数(名) 介護休業取得者数(名)
男性 女性 男性 女性
2020/3 4 4 0 0
2021/3 8 6 1 0
2022/3 9 9 0 0
2023/3 17 2 0 0
2024/3 28 7 0 0
2025/3 35 9 0 0
産休・育児休業取得者数および復職率・定着率の推移
産休・育児休業取得者数(名) 復職率(%) 定着率(%)
男性 女性 男性 女性 男性 女性
2020/3 4(1,143) 4(170) 75 100 100 100
2021/3 8(1,220) 6(176) 100 100 100 100
2022/3 9(1,216) 9(179) 100 100 100 100
2023/3 17(1,186) 2(175) 100 100 89 100
2024/3 35(1,224) 7(187) 100 100 100 100
2025/3 33(1,208) 5(199) 100 100 100 100
  • ※取得者数は産前産後休業・育児休業取得開始期にカウントしています。
    ( )内は男女別の期末従業員総数です。
    定着率は当該期に復職後3年目となった従業員の割合です。

健康保持・増進のための施策

日本曹達では、従業員が心身ともに健康な生活を送れるよう、健康保持・増進に関するさまざまな施策を展開しています。

体の健康

健康保険組合とのコラボヘルス事業を積極的に展開しています。具体的には、特定健康診査、特定保健指導の実施、生活習慣病検診などを産業医の協力を得て実施しています。

心の健康

当社では、すべての従業員を対象にしたストレスチェックを、2015年の労働安全衛生法改正以前から実施しています。また、専門医や臨床心理士、外部機関を通じた相談窓口を整えています。

労使関係と労働条件の改善

労働組合との交渉は従業員との対話の機会であると捉え、時勢に合った労働条件を構築していくべく、話し合いを行っています。職場の声を吸い上げ、現場の問題点や課題を労使で都度話し合える環境を構築しています。
2024年度は以下を見直し、制度を改定しました。

  • 工場地区の日勤務は土日完全週休2日、同地区の製造従事者は、休日を2日増加
労働組合員の状況
労働組合員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 組合員比率(%)
2020/3 853 37.9 15.8 65.0
2021/3 940 39.1 16.7 67.4
2022/3 969 39.3 16.6 69.5
2023/3 950 39.4 16.5 69.8
2024/3 917 39.5 16.6 68.6
2025/3 867 39.3 16.0 65.3
  • ※日本曹達単体

職場環境の整備

日本曹達では、働きやすさと組織の生産性維持・向上の両立を図っています。働き方の柔軟性向上に向けて、本社や各事業場において携帯型PC端末の支給やペーパーレス化を進めており、これらの相乗効果によりオフィススペースのフリーアドレス化を推進しています。また、在宅勤務制度や時差出勤制度の適用対象部署を徐々に拡大するとともに、一部の営業所社員を対象に、居住地と担当エリア間の移動負担を軽減するホームオフィス制度を導入しています。