価値創造のあゆみ

1920年の創立以来、私たちは農業・医療・環境・情報など事業分野を多角的に展開し、時代に即した製品を次々と生み出してきました。これからも、社会が抱える課題を化学の力で解決し、未来を見据えた価値創造を通じて、一人ひとりが安心して暮らすことができる社会づくりに貢献していきます。

  • 生産技術力
    生産技術力
  • 研究開発力
    研究開発力
  • ニーズ分析力
    ニーズ分析力
  • 大正2年 1913

    創立者・中野友禮、中野式食塩電解法の特許を取得

  • 大正3年 1914
    社会の動向

    第一次世界大戦

  • 大正9年 - 昭和19年 1920-1944
    創業期 日本曹達の変遷 ①

    国内で化学製品の工業化要請が高まる中、市況不安にあっても積極的な経営姿勢を貫き、より新しい技術革新によって新製品の研究・工業化を牽引しました。

    売上高の推移創業期
  • 大正9年 1920

    カセイソーダ、晒粉製造を事業目的に日本曹達株式会社創立

    二本木工場(新潟県上越市)操業開始

    1920年
  • 昭和4年 1929
    社会の動向

    世界恐慌

  • 昭和9年 1934

    高岡工場(富山県高岡市)操業開始

  • 昭和14年 1939

    日曹商事株式会社 設立

  • 昭和14年 1939
    社会の動向

    第二次世界大戦

  • 昭和20年 - 昭和44年 1945-1969
    黎明期 日本曹達の変遷 ②

    戦後の生活必需品不足や高度経済成長期の社会変化に応えるべく、既存・新規を含めたさまざまな分野での開発・事業化に挑戦。 国民生活への貢献と日本曹達の事業拡大の両立を果たしました。

    売上高の推移黎明期
  • 昭和25年 1950

    三和倉庫株式会社 設立

  • 昭和29年 1954
    社会の動向

    高度経済成長期

  • 昭和34年 1959

    生物研究所※1(神奈川県中郡大磯町)を開設 (1984年、小田原研究所に統合)

    POINT①

    農薬の効果・毒性を評価する日本初の民間施設を設立し、業界の注目を集めた。その後、殺ダニ剤「ミカジン」「ミルベックス」、殺菌剤「トップジン」など数々の大型農薬を上市する出発点に。

    1959年
  • 昭和40年 1965

    日曹金属株式会社 設立
    (1983年、事業を継承し日曹金属化学株式会社となる)

  • 昭和42年 1967

    株式会社日曹建設 設立

  • 昭和44年 1969

    殺菌剤「トップジン」製造開始

    POINT②

    農薬の低毒化への社会的な関心が高まる中、低毒性殺菌剤「トップジン」を開発。類縁化合物の「トップジンM」は、難関であったアメリカ環境保護庁(EPA)の農薬登録を国産第1号として取得。この成功がその後の農薬の輸出拡大につながっている。

    医薬品添加剤「NISSO HPC」製造開始

    POINT③

    医薬品添加剤「NISSO HPC」は日本薬局方品としての収載以降、化粧品原料、食品添加物として用途を広げ、販売量は順調に増加。生産能力の増強を続けて現在に至っている。

  • 昭和44年 1969

    日曹化成株式会社 設立(現 千葉工場:千葉県市原市)

    水島工場(岡山県倉敷市)操業開始

  • 昭和44年 1969

    農薬合成研究所※1(神奈川県小田原市)を開設

  • 昭和45年 - 平成6年 1970-1994
    発展期 日本曹達の変遷 ③

    不透明な時代であっても、創業期から築き上げた技術を駆使した新製品開発への取り組みにより新たな成長分野を切り拓きました。海外拠点も拡充し、日本曹達の技術を世界に広げる礎を築きました。

    売上高の推移発展期
  • 昭和45年 1970

    樹脂添加剤「NISSO-PB」製造開始

  • 昭和47年 1972

    イハラブラス社(ブラジル)に出資参画

  • 昭和48年 1973
    社会の動向

    第一次石油危機

  • 昭和49年 1974

    ファインケミカル研究所※1(神奈川県小田原市)を開設 (1984年、小田原研究所に発展解消)

  • 昭和50年 1975

    新富士化成薬株式会社 設立

  • 昭和53年 1978

    日曹エンジニアリング株式会社を設立

  • 昭和53年 1978
    社会の動向

    第二次石油危機

  • 昭和54年 1979

    榛原農場(静岡県牧之原市、現 榛原フィールドリサーチセンター)を開設

  • 昭和58年 1983

    日曹金属化学株式会社 設立

  • 昭和59年 1984

    機能製品研究所※2(千葉県市原市)を開設

    小田原研究所※1(神奈川県小田原市)を開設

    POINT④

    新農薬開発における化合物合成から活性評価、安全性研究といった一連の研究を1ヵ所で効率的に行うことができる体制を構築。

    磐梯農場(福島県磐梯町、現磐梯フィールドリサーチステーション)を開設

  • 昭和60年 1985

    殺ダニ剤「ニッソラン」製造開始

  • 昭和60年 1985
    社会の動向

    プラザ合意

  • 昭和61年 1986

    NISSO AMERICA INC. 設立

  • 昭和61年 1986

    殺菌剤「トリフミン」製造開始

  • 平成3年 1991
    社会の動向

    バブル崩壊

  • 平成3年 1991

    ノーバス・インターナショナル社(米国)設立に参画

  • 平成4年 1992

    NISSO CHEMICAL EUROPE GmbH(ドイツ)設立

  • 平成7年 - 令和6年 1995-2023
    展開期 日本曹達の変遷 ④

    グローバル化や環境配慮への関心が高まる中、積極的なグローバル展開と新製品開発で事業を拡大。先端分野や環境分野に自社技術を活用し、 新たな価値・ソリューションを創出、さらなるグローバル化を図っています。

    (注)1999年以降の売上高は、会計基準の変更に伴い、日本曹達単体決算の数値から連結決算の数値に変更しています。
    2023年3月期の売上高売上高の推移1,728億円展開期
  • 平成7年 1995

    殺虫剤「モスピラン」製造開始

    POINT⑤

    殺虫剤「モスピラン」は、現場の要望に即した改善や、マイナー作物への登録取得を積極的に進め、多種の作物の主要病害に使用できる大型剤に成長。環境に与える影響が極めて少ないという特色があり、EUにおいては、同系統の農薬では唯一原体登録が認められており、販売が拡大している。

  • 平成9年 1997

    半導体フォトレジスト材料「VPポリマー」製造開始
    次世代抗生物質ファロペネムナトリウムをサントリー(現 サントリーホールディングス)株式会社、山之内製薬(現 アステラス製薬)株式会社と共同開発、製造開始

  • 平成11年 1999

    日曹化成株式会社を合併(現 千葉工場:千葉県市原市)

  • 平成11年 1999

    株式会社ニッソーグリーン 設立

  • 平成14年 2002

    高機能材料研究所※2(千葉県市原市)を開設

  • 平成15年 2003

    2003年(平成15年) 殺菌剤「パンチョ」を販売開始

  • 平成16年 2004

    大日本インキ化学工業(現 DIC)株式会社のアグリケミカル事業を買収

  • 平成20年 2008
    社会の動向

    リーマンショック

  • 平成22年 2010

    千葉研究所※2(千葉県市原市)を開設 (高機能材料研究所と千葉工場生産技術部門を統合)

  • 平成23年 2011

    農薬原体の製造合弁会社 日曹南海アグロ株式会社(韓国)設立

  • 平成23年 2011

    フランスの化学メーカー・Alkaline SAS社を買収

  • 平成24年 2012

    ニッソーファイン株式会社 設立

  • 平成24年 2012
    社会の動向

    欧州通貨危機

  • 平成29年 2017

    殺菌剤「ピシロック」を販売開始

    2017年
  • 平成30年 2018

    ゾエティス・ジャパン株式会社のプラントヘルス事業を買収

  • 令和2年 2020
    社会の動向

    新型コロナウイルス感染症パンデミック

  • 令和2年 2020

    殺ダニ剤「ダニオーテ」を販売開始

    2020年
  • 令和3年 2021

    殺菌剤「ミギワ」を販売開始

    2021年

※1 現在の小田原研究所

※2 現在の小田原研究所千葉リサーチセンター