持続可能な社会の実現に向けて

日本曹達グループによる環境負荷低減への取り組み
環境

健全な資源循環の実現へ

日本曹達グループは、気候変動をはじめとする環境問題を、国際社会が直面する重要課題の一つと捉えています。この課題の解決に向けて社会や産業構造が大きく変化する中、当社グループは、化学とその関連サービスを通じて社会課題の解決に取り組むとともに、地域社会と協力し環境保全活動を推進しています。

当社グループは、開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄・リサイクルに至るまでのすべての過程において、自主的に環境・健康・安全を確保しながら事業活動を行う「レスポンシブル・ケア活動」を1998年から継続して取り組んでいます。

事業面では、長年蓄積してきた産業廃棄物の無害安全化技術、重金属除去技術、資源リサイクル技術、水処理技術などの確立された技術を基盤として多様な製品・サービスを提供することにより、環境汚染の防止と産業廃棄物の適正な処理・リサイクル、水資源の有効活用を実現し、循環型社会の形成に寄与しています。また、外部機関との連携により、環境負荷を低減させる次世代技術の早期社会実装に向けた研究開発にも取り組んでいます。

さらに、地域社会と協力し、二酸化炭素を吸収する森林や水源保安林などの育成や、マツやサクラなどを害虫から守る持続可能な植物保護に取り組むことで、生物多様性の保全にも寄与しています。

今後も、事業活動による環境への影響を最小にするよう環境保全活動に取り組むとともに、新たな価値を化学の力で創造し、事業を継続的に発展させることで、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します。

カーボンニュートラルの実現へ

カーボンニュートラルの実現へ

日本曹達グループは、2022年4月にGHG(温室効果ガス)排出量削減WGを設置し組織横断で取り組んでおり、パリ協定を支持し2022年9月にはTCFD提言への賛同を表明するとともに、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取組みを推進しています。具体的には、再生可能エネルギーへの転換、製造プロセスの効率化によるエネルギー原単位の向上に加え、太陽光パネルの設置や経過措置としての天然ガス利用ボイラー設備への投資により、事業活動における温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。また、事業場内物流の見直しや動線の短縮化、モーダルシフトによるエネルギー使用量の削減を推進しています。

研究開発分野では、バイオものづくりや連続フロー合成技術の確立に取り組み、従来の製造プロセスと比較してエネルギー使用量を大幅に削減する環境負荷の少ない持続可能な製法への転換を推進しています。

企業グループとしては、静岡県浜松市にFSC森林認証(森林保全のために適切な管理体制が敷かれていると認定された森林)を取得した約56haの土地を所有するほか、創立100周年を機に、当社発祥の地である新潟県上越市の「上越市くわどり市民の森」内に「日本曹達グループの森」を設け、公益社団法人国土緑化推進機構への寄付を継続し、生物多様性のある森づくりと環境保全に貢献しています。

低リスク農薬や生物農薬の開発に注力

低リスク農薬や生物農薬の開発に注力

日本曹達グループは、化学農薬を中心にグローバル市場に向けた研究開発、拡販を推進していますが、近年は環境意識の高まりとともに、生態系への影響を低減するため、減農薬や生物農薬を求める声が高まっています。
この流れに対応するため、当社グループは生物農薬の研究開発と拡販、スマート農業への展開に向けた体制強化などに取り組んでいます。
また国内では、農林水産省が策定する「みどりの食料システム戦略」に沿って、低リスク農薬の探索、生物農薬やバイオスティミュラントの開発、IPM(総合的病害虫・雑草管理)の拡大、ICTを活用したドローン散布用農薬の開発・登録などに注力しています。

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