2024年度
日本曹達グループ
CSR活動方針と目標
企業価値を高めるCSR
アグリカルチャー
マテリアリティ | SDGsとの関連 | 10年後にありたい姿 | KPI |
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食糧確保と 持続可能な農業へ
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農業問題・食料問題に取り組み、ビジネスとして成功している化学企業グループ。 |
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ヘルスケア
マテリアリティ | SDGsとの関連 | 10年後にありたい姿 | KPI |
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健康をすべての人へ
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健康問題に取り組み、ビジネスとして成功している化学企業グループ。 |
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環境
マテリアリティ | SDGsとの関連 | 10年後にありたい姿 | KPI |
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健全な資源循環の実現へ
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地球環境問題に取り組み、ビジネスとして成功している化学企業グループ。 |
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持続可能な植物保護へ
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ICT※
マテリアリティ | SDGsとの関連 | 10年後にありたい姿 | KPI |
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化学素材の機能性を 情報電子機器へ
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情報・電子分野の発展を材料から支え、ビジネスとして成功している化学企業グループ。 |
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※ICT:Information and Communication Technology(情報通信技術)
次世代を見据えた取り組み
マテリアリティ | SDGsとの関連 | 10年後にありたい姿 | KPI |
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低炭素社会の実現へ
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低炭素製品の提供で低炭素社会に貢献し、ビジネスとして成功している化学企業グループ。 |
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日本曹達グループだけでは実現できない目標をパートナーシップで実現する
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複数の企業や団体と価値観を共有して目標を実現し、ビジネスとして成功している企業グループ。 |
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次世代への研究開発
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製品を通じ社会貢献ができ、 かつ、ビジネスとして成功できる企業グループ。 |
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次世代を担える人材育成
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CSRの理念を持ち、ビジネスとして成功できる人材が育っている化学企業グループ。 |
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企業価値を守るCSR
マネジメントシステム RC・および組織統治 CSR
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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「法令等を遵守し健全で透明な企業活動」を行うためにRC活動倫理を基本にRCコードに基づいたPDCAサイクルとして、目標設定・改善・定期的見直しを継続的に推進します。CSRでいう7つの社会的責任の原則(説明責任、透明性、倫理的な行動、ステークホルダーの利害の尊重、法の支配の尊重、国際行動規範の尊重、人権の尊重)に則り事業活動を行います。 海外事業においてもCSRとRC活動を展開します。 |
(1)活動 | 適正な運用 | PDCAサイクルによる継続的改善、ヒューマンエラートラブル防止対策の強化実施 | (1)各活動のKPI |
環境保全 RC・CSR
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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省エネ、省資源、廃棄物の削減・リサイクル、有害物質・地球温暖化ガスの排出削減、水資源の保全、生物多様性、生態系への影響の低減に努め、事業活動による環境影響を最小にします。 | (1)環境異常 | 発生件数ゼロ | 環境影響評価によるリスク低減対策の実行 ヒューマンエラートラブル防止対策の計画実施 |
(1)法令違反件数 |
(2)エネルギー ①エネルギー原単位 ②物流エネルギー原単位 |
①年1%改善 ②年1%改善 |
①省エネ目標を見据え、改善テーマの「設定」「実行」「評価」による確実な原単位改善の実施 ②物流省エネ目標を見据え、改善テーマの「設定」「実行」「評価」による確実な原単位改善の実施 |
(1)使用量(原単位) (2)使用量(原単位) |
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(3)地球温暖化ガス 排出削減 |
日曹グループGHG排出量 2025年度 20%以上削減 2030年度 30%以上削減(ともに対2013年度比) フロン使用機器からのフロン漏洩トラブル撲滅 |
削減目標を見据え、省エネ活動と連携した改善の実施 フロン使用機器定期点検、整備の実施 |
(1)排出量 | |
(4)水資源の保全 | 水の資源のモニタリングを行い、効率的な水の利用を進める | ①事業所排水の水質維持向上 ②水使用量の削減目標検討 |
(1)排水環境異常件数 (2)使用量 |
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(5)廃棄物 ①最終埋立処分量 ②ゼロエミッション ③廃プラスチック類 |
①埋立処分量年3%削減 ②ゼロエミッションの継続 ③排出の抑制・再資源化などの推進 |
①削減目標を見据え、改善テーマの「設定」「実行」「評価」による確実な原単位改善の実施 ②最終埋立処分量および移動量削減による全事業場のゼロエミッション達成継続 ③排出の抑制・再資源化などの検討 |
(1)埋立量 (2)ゼロエミッション比率 (3)取り組み状況 |
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(6)大気への有害物質排出 | 年1%削減 | 有害物質排出削減対策の立案・実施 | (1)排出量 | |
(7)生物多様性、生態系への影響の低減 | 生物多様性、生態系への影響の低減に関する活動の継続 | 環境保全活動を通じて環境負荷を低減して生物多様性の保全に寄与する 関係機関等とのコミュニケーションを通じて、生物多様性の拡充、連携、協力に努める |
(1)取り組み状況 |
保安防災 RC・BCP
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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重大な設備災害を防止し、安全で安定した生産活動を推進します。BCP(事業継続計画)を確立し、継続的に改善を行います。 | (1)重大設備災害 | 無災害 | 重大設備災害ゼロの達成 BCPと連携し、重大設備災害発生リスクの低減実行 |
(1)事故件数 |
(2)BCP(事業継続計画)維持・改善 | PDCAサイクルによるBCPの維持改善 | 定期的なBCPの見直しと新たなリスク等への対応 | (1)BCP見直し状況 |
労働安全衛生 RC
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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災害を起こさない職場づくりに推進するとともに、従業員が心身ともに健康で働けるよう、取り組みを行います。 | (1)労働災害休業・不休業 | 無災害 | リスクアセスメントによるリスク低減策実施ヒューマンエラー防止強化安全活動の活性化(KY、指差呼称、相互注意、ヒヤリハット、5S、改善活動、その他キャンペーン等)若年層、経験の浅い労働者の災害防止活動実施。体感教育設備と教育体制の増強 | (1)労働災害件数 |
(2)健康経営の推進 | ヘルスリテラシーの向上 | ヘルスリテラシーに関する現状把握
定期健康診断のフォローアップ メンタルヘルスチェックとフォローアップ 各種健康施策/教育の立案と実施 |
(1)取り組み状況 |
物流安全 RC・品質保証
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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製品の輸送、流通に関する、危険・有害性・輸送途上の事故のリスクを低減し、物流事故の未然防止を図ります。 顧客満足に貢献します。 |
(1)物流クレーム | 発生件数ゼロ | 運送会社への教育、指導の実施 クレームに対する原因究明、再発防止策の徹底 |
(1)物流クレーム件数 |
(2)製品クレーム | 発生件数年20%削減 | 品質リスクアセスメントにおけるA、Bランクリスクの削減 ヒューマンエラー防止強化 クレームに対する原因究明、再発防止策の徹底 |
(1)製品クレーム件数 |
化学品・製品安全 RC
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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化学物質および製品の危険・有害性が及ぼす環境・安全・健康面に配慮し、国内法規制、国際基準、条約等を遵守するとともに、これらに含まれない社会的な要請に基づく規制にも対応し、顧客・社会からの信頼を高めます。 | (1)化学品法令遵守 | 違反件数ゼロ | 化学物質の管理強化(法改正に伴う国内および海外のSDS・ラベルの制改定、製品含有化学物質調査と管理体制の強化) 化学物質管理に関する定期教育の実施 |
(1)管理状況 (2)教育状況 |
ステークホルダーエンゲージメント
お客様とともに(消費者課題 CSR)
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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課題の共通認識により顧客満足に貢献します。 | (1)消費者課題 | 消費者要望、社会からの要請への適切な対応 | 相談窓口対応、販促、普及活動を通して集められた消費者からの要望や社会からの要請に適切に対応 | (1)取り組み状況 |
従業員とともに(人権 CSR・労働慣行 CSR)
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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人権を尊重し、その重要性および普遍性の両方を認識し行動します。 社会的に責任のある労働慣行は、社会の正義および平安に必要不可欠であり、法の支配の尊重および社会に存在する公正意識に及ぼすことを認識して行動します。 適切な労働慣行のもと、従業員が、それぞれの職業生活を通して、生き生きと活躍できるよう、取り組みを行います。 |
(1)人材の多様化 | 人材の多様性の向上 | 女性、障がい者、高齢者、外国人など、多様性を意識した採用活動の実施多様化への順化 | (1)取り組み状況 |
(2)エンゲージメント | エンゲージメントの向上 | エンゲージメントに関する現状把握 個々人の意欲向上と能力発揮の支援、人材育成 働き方と生産性維持/向上の両立 |
(1)エンゲージメント調査結果 | |
(3)健康経営の推進 | 時間外労働の低減および増加の抑制 | 時間外労働の管理 有給休暇取得状況の管理等 |
(1)時間外労働時間 (2)有給休暇取得状況 |
取引先とともに公正な事業慣行
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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取引先との対話に取り組み、公正・公平で健全な取引を推進します。 サプライチェーンの取引先の協力を得て、環境や社会に配慮したCSR調達を推進します。 |
(1)取引先 | ①公正で公平な取引 ②環境や社会に配慮したCSR調達の推進 |
購入先を選定する場合には、品質、価格、納期、技術開発力、安定供給等の諸条件を公平に比較し評価する | (1)行動規範遵守状況 (2)取り組み状況 |
株主・投資家とともに
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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正確でわかりやすく、公平かつタイムリーな情報の開示に取り組みます。 | (1)株主・投資家 | 建設的な対話 公平かつタイムリーな情報開示 |
投資家・アナリスト・株主との対話 | (1)対話状況 |
地域社会とともに(コミュニティ参画および開発・社会との対話 RC)
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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環境保護・安全について諸活動に参加し、化学物質の環境・安全・健康について利害関係者との対話に努め、社会からの信頼の向上に努めます。 法的要求事項を遵守し、透明性を高めます。 地域社会の発展を応援し、持続可能な社会の実現に貢献します。 |
(1)地域懇談会・コミュニティ参画 | 地域懇談会・関わりの回数維持と内容の充実 | 地域関係者、関係機関との対話継続と内容の充実 | (1)対話・関わりの件数と内容 |
(2)法的およびその他要求事項 | 逸脱件数ゼロ | 逸脱の再発防止対策継続とPDCAサイクルによる法規制管理の強化 | (1)逸脱状況 | |
(3)ステークホルダーエンゲージメントの積極的実施 | 1事業場年1回 | ステークホルダーエンゲージメントを積極的に実施。ステークホルダーエンゲージメントで得られた評価をCSR活動の改善に生かす | (1)エンゲージメントの件数と内容 | |
(4)社会貢献 | 社会貢献活動の継続 | 地域清掃活動の参加、地域の持続可能な発展に資する社会活動等 | (1)活動実施件数 |
ガバナンス
コーポレート・ ガバナンス
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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事業活動の基盤としてコーポレートガバナンス・コードを適用し、法律の遵守と健全で透明性の高い企業経営を行います。 | (1)体制 | コーポレート・ガバナンス体制の維持改善 | 事業活動の基盤としてコーポレートガバナンス・コードを適用し、法律の遵守と健全で透明性の高い企業経営を行う | (1)ガバナンス体制 |
コンプライアンス
活動方針 (考え方) | 項目 | 目標 | 行動目標 | KPI |
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「日曹グループ行動規範」の周知により、法令遵守・企業倫理に基づいた企業行動を徹底します。 | (1)法令遵守 | 法令遵守体制、教育の継続 | 「日曹グループ行動規範」を定期的に周知教育し、アンケートを行い、通報・相談窓口を常時開けておく | (1)法令違反状況 |
2024年 4月1日
日本曹達株式会社 CSR推進委員会委員長 代表取締役社長
阿賀 英司