アグリカルチャー
食糧確保と持続可能な農業へ
2050年に世界の人口は100億人に達し、大量の食糧・飼料が必要になると予測されています。また、地球温暖化は農作物病害虫の発生を増加させます。
日本曹達グループは、安全で効力の高い農薬を供給しており、世界で高い評価をいただいています。安全性の要求水準は今後ますます高まると予想されますが、高度な合成技術により安全で効果が高い新農薬を創出し、世界の食料供給に貢献します。また、情報通信技術(ICT)などを活用し、防除作業の省力化と高品質な農作物の生産をサポートしていきます。
SDGsの目標
目標2
飢餓をゼロに
マテリアリティ
農薬による食糧安全保障と持続可能な農業への貢献
-
01
世界の
食料供給
への貢献 -
02
作物保護の
多様化 -
03
農業生産の
効率化・
省力化
KPI
① セミナー開催状況


②-1 取り組み状況
細菌病の防除への対応
日本曹達は2018年9月にゾエティス・ジャパン(株)より、「アグリマイシン」「バクテサイド」「マイコシールド」の3薬剤を譲渡されました。それに伴い、果樹、野菜の細菌病の防除指導も行える体制となりました。細菌病は重要病害であるがゆえに関心も高く、現地に出向き、細菌性病害への対策や研究動向についての説明会を実施しています。
②-2 取り組み状況
環境と使用者の安全に配慮した農薬の展開

生態系への影響低減に優れ環境にやさしい生物農薬の開発や、農薬暴露の軽減により使用者の安全につながる種子処理剤への事業展開に注力しています。
②-3 取り組み状況
情報通信技術(ICT)を活用した防除作業の効率化
2023年度実績
- 1.無人航空機(ドローン)登録向けに7作物8薬剤で32試験を実施しました。登録申請に向け準備中です。
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2.営業担当者および研究員延べ24名がドローンの操作資格を取得しています。
(ドローン操作資格取得者延べ24名の内訳)- (株)ナイルワークス製ドローン技術認定講習:14名修了(営業10名・技術2名・研究2名)
- ヤマハ発動機(株)製ドローン技術認定講習:10名修了(営業4名・技術1名・研究5名)