CSR活動の推進
CSR活動の枠組み
日本曹達グループのCSR活動には、レスポンシブル・ケア(RC)活動のすべてのコード(活動項目)が含まれています。CSRにおいてISO26000「社会的責任の7原則(説明責任、透明性、倫理的な行動、ステークホルダーの利害の尊重、法の支配の尊重、国際行動規範の尊重、人権の尊重)」を尊重し、RCにおいて「倫理的に正しい行動をとる」ことおよび「自主的なリスク低減活動を行う」ことを、海外を含むすべての事業活動の基本としています。CSRの社会的責任の7つの中核主題(活動項目)と、RCの7つのコード(活動項目)には、下記のように密接な関係があります。
CSR(ISO26000)とRCの関係

CSR推進体制
日本曹達の社長執行役員を委員長とするCSR推進委員会を設置し、RCを含むCSR活動を推進する全社的な最高意思決定機関としています。CSR推進委員会は日本曹達の全取締役、執行役員、事業場長、国内主要グループ会社の役員で構成され、定期的に年2回のCSR推進委員会を開催し、経営層による目標設定、評価、見直しを通じてPDCAサイクルを回し、継続的な改善を図ります。

下記のグループ会社がCSR推進委員会、部会(環境、安全、品質、人権・労働慣行)、GHG排出量削減WGのメンバーとして加わります。
| 製造系 | 日曹金属化学(株) ニッソーファイン(株) 新富士化成薬(株) |
|---|---|
| 非製造系 | 日曹商事(株) 三和倉庫(株) 日曹エンジニアリング(株) (株)日曹建設 (株)ニッソーグリーン |
| オブザーバー | 日曹南海アグロ(株)(韓国) |
- ※日本曹達グループは、2022年10月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明しました。GHG(温室効果ガス)排出量削減ワーキンググループでは、この提言に基づき、数値目標の設定や削減対策の検討、および実施結果の検証を推進しています。
PDCAサイクル
日本曹達グループは、PDCAサイクルに基づく継続的改善を通じて、CSR活動を体系的に推進しています。「法令等を遵守し健全で透明な企業活動」を行うため、RC活動の倫理とRCコードを指針として、それぞれの事業場にCSR改善計画の作成(Plan)、計画の実行(Do)、計画と実行の定量評価(Check)、定量評価を踏まえた今後の対応(Act)の実践を求めています。また、活動レベルの妥当性を評価する仕組みとして、グループ全体での監査を実施しています。「企業価値を守るCSR」では、1年でPDCAサイクルが回るように推進し、年2回のCSR推進部会で進捗管理を行います。経営層による見直しは、CSR推進委員会として、年2回行います。

RC監査
内部監査
日本曹達の各事業場(工場・研究所)が独自に行っている品質マネジメントシステム(QMS)、環境マネジメントシステム(EMS)、労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)などの内部監査をRC監査と位置づけています。これらの監査が適切に実施されているか、また、監査レベルの妥当性を全社横断的に検証・評価するため、各事業場の代表者と本社関係者による「RC監査検証・検討会」を年1回開催しています。その結果はCSR推進委員会で審議され、継続的な改善につなげています。
定期RC監査
日本曹達の監査チームがグループ会社の取り組み状況を定期的(隔年)に監査しています。
外部監査/審査
ISO14001、ISO9001、ISO45001に基づく外部審査のほか、防災専門機関による防災と労働安全を重視した防災診断を各事業場(工場・研究所)および製造系グループ会社が受診し、その診断結果に基づいて継続的に改善を行います。各種法令に基づく官公庁の審査、検査についても適切に受審し、改善点があれば積極的に対応しています。
ステークホルダーであるお客様からの監査も積極的に受け入れ、指摘事項に対して改善を行います。さらに、必要に応じて外部監査を実施します。
特別RC監査
重大な不適合が発生した時など、監査を行う必要が生じた場合に、その内容に適した監査体制で特別監査を実施しています。
監査/審査実施状況
2024年度 日本曹達グループ 監査/審査状況(件数)
| 事業所· 事業場 |
日本曹達グループの 受審 |
取引先への監査/審査/視察 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| グループ内監査※1 | 外部監査 | 合計 | 製造委託先 | 原材料製造元 | 物流委託先 | 廃棄物処理委託先 | |
| 本社 | 7 | 1 | 7 | 3 | 4 | 0 | 0 |
| 二本木工場 | 11 | 14 | 10 | 0 | 8 | 1 | 1 |
| 高岡工場 | 34 | 4 | 5 | 0 | 0 | 3 | 2 |
| 水島工場 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 千葉工場 | 12 | 6 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 |
| R&Iセンター | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
|
日曹金属化学 (グループ)※2 |
13 | 211 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
|
ニッソーファイン (グループ) |
16 | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
|
新富士化成薬 (グループ) |
1 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 合計 | 100 | 261 | 27 | 3 | 12 | 5 | 7 |
- ※1 上記グループ内監査は、事業場内および社内における内部監査を含みます。
- ※2 日曹金属化学の外部監査受審件数211件には、同社へ廃棄物処理を委託している企業からの視察198件が含まれます。
国際認証の取得とESG評価
日本曹達グループは、CSR活動の継続的な改善を目指し、ISO認証の取得および国内外で認知された第三者機関によるESG評価の獲得に取り組んでいます。これらの国際基準や外部評価を通じて、自社のCSR活動の有効性を客観的に検証し、改善点を特定することで活動の質を高めています。また、急速に変化する国際社会のニーズや価値観への理解を深め、多様なステークホルダーの期待に応える透明性の高い情報開示を推進することで、さらなる外部評価の向上につなげています。
ISO認証の取得状況
| ISO14001 | ISO45001 | ISO9001 | |
|---|---|---|---|
| 日本曹達(単体) | 75.0% | 75.0% | 75.0% |
| 日本曹達(グループ) | 76.9% | 23.1% | 84.6% |
- ※2025年3月31日現在。日本曹達単体およびグループ(当社および連結子会社)の製造施設数に占めるISO認証取得施設数の割合。
日本曹達 水島工場は、 生産の終了に伴い、 取得していたISO14001、 ISO45001、 ISO9001の認証を審査機関へ返納。 - ※ISO 14001:組織の環境パフォーマンス向上と環境負荷低減のための環境マネジメントシステムに関する国際規格
- ※ISO 45001:職場の安全衛生リスク管理と労働者の健康保護のための労働安全衛生マネジメントシステムに関する国際規格
- ※ISO 9001:顧客満足の向上と品質の継続的改善のための品質マネジメントシステムに関する国際規格
ESGに関する主な外部評価
SOMPOサステナビリティ・インデックスの構成銘柄に5年連続で選定
FTSE JPX Blossom Japan Index(3年連続)およびFTSE JPX Blossom Japan Sector Relative Index(4年連続)の構成銘柄に選定
MSCIジャパンESGセレクトリーダーズの構成銘柄に選定
- ※日本曹達株式会社のMSCIインデックスへの組み入れ、および本資料におけるMSCIのロゴ、商標、サービスマークまたはインデックス名の使用は、MSCIまたはその関連会社による日本曹達株式会社のスポンサーシップ、推奨または宣伝を構成するものではありません。MSCIインデックスはMSCIの独占的財産です。MSCIおよびMSCIインデックス名とロゴは、MSCIまたはその関連会社の商標またはサービスマークです。
新富士化成薬(株)がEcoVadis社 サステナビリティ調査で「ゴールド」評価を獲得
労働災害防止調査の実施
SOMPOリスクマネジメント(株)による労働災害防止調査(診断)を受審しました。
| 二本木工場 | 2024年12月6日 |
|---|
防災診断の実施
SOMPOリスクマネジメント(株)による防災診断を受診しました。
| 新富士化成薬(株) | 2024年6月7日 |
|---|---|
| ニッソーファイン(株) 小名浜工場・いわき製造部 |
2024年6月21日 |
| 日曹金属化学(株)千葉工場 | 2024年8月30日 |
| R&Iセンター(小田原地区) | 2024年9月27日 |
統合報告書・ESGデータ集の第三者検証の受審
2024年度は本社・高岡工場で一般社団法人日本化学工業協会による第三者検証を受審しました。