DEVELOPMENT & PRODUCTION

日本曹達の「生産力」

日本曹達は、製品の安定的な供給を実現する高効率の生産体制を整備しています。

開発した製品をいかに素早く量産化し、市場に安定供給していくか————
すなわち生産技術のパフォーマンスは、メガコンペティション時代の化学会社に欠かせない重要な案件です。
各工場に生産技術研究所を設置して生産プロセスの構築・改善に努めるとともに、高品質の製品を安定的に供給するための体制づくりに取り組んでいます。

効率的なスケールアップの実現から新たな反応の研究まで

各工場(二本木・高岡・水島・千葉)には生産技術研究所が設けられています。ここには生産技術のエンジニアに加え、合成化学者が多数配置され、新製品の量産技術の確立はもとより、既存の生産プロセスの改良など多彩な技術開発およびエンジニアリングが進められています。さらに、具体的な量産化テーマに限らず、次世代の生産技術の確立をめざした新たな合成反応の研究など独自の研究も行われております。また、高岡工場に従来から保有する2系列の試験施設に加え、2010年にはフッ素化・高圧・極低温などの特殊反応に対応できる試験設備を建設しました。また、2019年には同じく高岡工場に研究棟を新設し、同工場内に分散している研究施設を検査分析棟の隣接地に統合・集約することで、更なる効率的な研究体制を構築します。
これらの試験生産設備を有効に活用することにより、日本曹達は多彩な化合物に関する量産テストや医農薬中間体やファインケミカル製品のサンプル出荷および少量受託生産を機動的に行うことのできる体制を確立しています。今後とも日本曹達の「ものを作る力」にご期待ください。

最近の成果

  • 新規殺菌剤「ピカルブトラゾクス剤」の上市(2017年)
  • 半導体フォトレジスト剤「VPポリマー」の増産(2018年)
  • 医薬品添加剤「NISSO HPC」の増産(2021年)