仕事と社員

Y.N.

創薬生物研究部 殺菌剤研究グループ
2015年入社 農学研究科修了

仕事内容

農薬の活性を評価し、
問題の原因究明に当たる。

現在、製品として世に出ているものはほんの一部であり、その裏で多種多様なタイプの農薬の研究が行われています。創薬生物研究部では、農薬が世に出る前の初期のステージにおいて、活性の優れる化合物の探索や新しい農薬の用途などを研究しています。流れとしては、創薬合成研究部が合成した化合物を私たちが小さな植物に散布し、病気の出具合や顕微鏡観察などから活性を評価します。優れた効果が認められれば、安全性試験や圃場試験を実施します。それらの結果を基により優れた化合物を探索するという一連の流れを繰り返し、世に出せる製品へと仕上げていきます。
農薬が医薬品と大きく違うのが、環境の影響を受けやすい点です。雨で化合物が流れたり、太陽光で壊れたりするなど、環境中では思わぬ結果が出ることも珍しくありません。そのような時は、先輩方の過去の経験や論文から原因を推測しながら、改善の方向性を提案するよう取り組んでいます。

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  • 仕事はどうやって覚えたの?

    同じグループ内で尊敬できる先輩を見つけて、その方のやり方を取り入れることで仕事を覚えてきました。物事の判断の仕方や、他部署と円滑に連携するための他者への接し方など、先輩から学べることは数多くあります。また、私は大学の専門と現在の仕事の分野が違ったので分からないことだらけのスタートだったのですが、先輩方が手厚く指導してくださったことが今の自分を支えています。

仕事の魅力

仮説を立て、問題が
解決できた時の達成感は大きい。

以前、in vitro試験では活性が認められるものの、in vivo試験の活性が伸び悩んでいるテーマがありました。そこで、一部の化合物の活性と構造からヒントを得て「in vivo試験で活性が出るにはこの部分構造が必要なのでは」と仮説を立てました。これをもとに合成担当者に合成展開を提案したところ、実際にin vivo試験でも活性が認められるようになりました。現在はその時に発見した構造がテーマの主流になっており、圃場での効力向上が次の目標になっています。このように、農薬のもとの誕生から成長に立ち会うことができるのが創薬の魅力で、まるで子どもを育てるような楽しみがあります。
また、入社2年目の時には欧州に出張し、現地試験を視察、英語でディスカッションをしたこともありました。海外では農作物の病気や害虫が日本国内とは全く違うため、国内に留まらない広い視野を持つ機会となりました。
以上のような、若手の意見も採用されやすく、積極的に挑める風土があり、視野を広げられる機会が多いところが日本曹達の魅力だと感じています。

  • 私の「そーだ!」体験

    農薬は病害に対する活性の良さだけでなく、自然環境や様々な生物に対する影響も見なければなりません。当初、私は自分の部署のことしか見えていませんでしたが、自分のテーマを受け持つにあたり、創薬合成研究部や安全性研究部、分析センター、創薬解析研究部と行う定期会議の取りまとめを任されたことがきっかけで、様々な部署が協力し、連携しなければ製品は生まれないということに気づくことができました。

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