知ると話したくなる NISSOの特長6選

NISSOの特長や強みを、
6つ選んでご紹介します。
名前は知られていなくても、
実は皆さんの生活のそばにいたNISSO。
興味をもっていただく
きっかけになれば幸いです。

日本曹達は創業100周年

2020年2月に創業100周年を迎えた日本曹達。1920年に開始した、苛性(カセイ)ソーダの製造を原点にもつ会社です。苛性ソーダとは、化学式NaOH、水酸化ナトリウムともいい、非常に強いアルカリの性質をもっています。名前だけ聞くと日常とは縁遠く感じますが、工業廃水の中和や、石鹸や洗剤の原料、変わったところではオリーブの渋抜きなどにも使われます。そんな苛性ソーダを出発点に研究開発の幅を広げて現在にいたる日本曹達。気づきにくいけれど、なければ困るさまざまな化学製品を製造し、産業界や私たちの日常を下支えしている会社です。

「かがくで、かがやく」次の100年

苛性ソーダの製造を軸に、事業を拡大し続けて100年。日本曹達は、蓄積した実績や成果を次の100年につなげていきます。100周年を記念して掲げたスローガンは「かがくで、かがやく」。その言葉通り、これまで以上に化学を通して社会に働きかけ、世界中の産業、環境、生活が抱える現状や課題に光明をもたらす存在でありたいと願っています。さあ、次の100年をともに創る一人にあなたも!

なぜウサギ?日本曹達の社章の由来

日本曹達の社章は「雪うさぎ」。雪の結晶を模した6角形でウサギを囲んでいます。
誕生は、創業間もない1920年の冬。二本木工場(新潟県)で会議をしていたところ、突然、真っ白い野ウサギが飛び込んできて、室内を一周した後、外へ消えていきました。
はからずも、会議の議題は製品容器に描くマーク。突然の来訪者は、まさに奇跡のモチーフでした。何しろ当時の主力製品は、白いほど純度が高い「苛性ソーダ」と「さらし粉」。そして、社員たちはこの製品を足掛かりに事業を加速度的に成長させたいと考えていました。冬毛で真っ白く、また、山を駆け上がることに長け、下ることを苦手とするウサギは、“高品質な化学製品で不況に動じない成長企業へ”と願っていた当時の日本曹達を見事に象徴できるものでした。こうして、ウサギを雪の結晶で囲んだ「雪うさぎ」が生まれました。日本有数の豪雪地、新潟県二本木が発祥であることも表しています。なお、6角形の角は「誠実・勤勉・創意工夫・協調・奉仕・感謝」を示していると伝えられています。100年続く社章の誕生には、事実と偶然と発想がリンクする化学の世界らしいエピソードが秘められているのです。

海外の方に日本の印象を聞くと、「高品質な工業製品」「衛生的」「高い食の安全性」「最先端テクノロジー」「先進医療」といったキーワードが出てきます。どれも納得ですね。こうした“日本らしさ”とNISSOは密接に関係しています。
現在、日本曹達には「クロールアルカリ」「環境化学品」「アグリビジネス」「機能性化学品」「医薬品」の5つの事業があり、それぞれから代表的な製品を提供して、長年、産業と日本の暮らしを支えてきました。例えば、工業品の原料や生産工程に使われる基礎化学品を安定的に提供していたり、半世紀にわたってプールや浴場の水をきれいに保つ消毒剤を提供していたり。また、農業界には50年以上活用される農薬を、半導体メーカーにも製造に欠かせない材料を開発・提供しています。医薬品事業については、錠剤をつくるための添加剤を日本でシェアNo.1を誇る製品をもっている企業でもあります。

時代にフィットしていた事業と視点

日本曹達は、化学製品を通してあらゆる産業と関わってきました。また、各産業の川上から川中、川下工程まで化学品を通して関わるなかで知見を深めながら、長期的な社会貢献を考えてきた企業でもあります。
近年、日本企業が積極的に取り組む「持続可能な開発目標(SDGs)」では、2030年までに持続可能でより良い世界を目指すための国際目標が掲げられていますが、日本曹達はすでにその目標項目と符合する事業が多いというのも事実。100年の経験から自ずと符合したといえる一方、見方を変えれば、もともと長期的に社会貢献への意識を強くもった経営理念があったから100年続く企業になれた、ともいえそうです。

いかにも日本らしい社名から海外とは縁遠いと思われがちですが、日本曹達の海外売上比率は35%を超えており、多くの製品が海外へ提供されています。化学品の輸出は、相手国の法基準や販売登録など、一般の工業製品より高いハードルが設けられています。高い品質と安全性、そして長期スパンで提供できる息の長い化学製品でなければ海外で実績を伸ばすことは難しいといえます。
そんな中にあって、横綱級の製品を一つご紹介しましょう。1995年に発売された殺虫剤「モスピラン」は、着々と海外での実績を伸ばし、現在では、出荷されている国数がなんと110か国以上!食料生産の増強を迫られる一方で、環境配慮も求められている諸外国で歓迎されています。優れた効力と安全性を追究した製品だからできる離れ業。日本曹達はこれからも、化学を通して、世界に働きかけていきます。

先に紹介した殺虫剤「モスピラン」(1995年発売)もそうですが、日本曹達には長年販売が続くロングセラーがたくさんあります。例えば、農薬では殺菌剤「トップジン」(1971年発売)、環境化学品では、プールの水の殺菌消毒に使われる「日曹ハイクロン」(1963年発売)など、いずれも半世紀にわたって販売され続けています。
日本曹達が息の長い製品を生み出せる大きな理由は、ポテンシャルが高い製品を創出する技術力と同時に製剤などアプリ―ケーション展開を行える高い開発力を持ちあわせているから、といえます。
十年近くかかることも珍しくない探索研究を経て効力のある化合物を見つけ出し、そこから生まれた実力のある製品を、ニーズや使用目的に適した形状にして長く市場にとどめる―総合的な開発力がロングセラーを誕生させているのです。
ですから、一見難しそうと思われる化学メーカーでの新製品の発売も、日本曹達では比較的頻繁です。例えば農薬では、殺菌剤・殺ダニ剤を相次いで上市しましたし、新たな殺菌剤も近々上市する予定です。

化学メーカーと特許は、切っても切れない縁といえます。実力を判断する指標になりますから、企業にとっては特許出願数が多いに越したことはありませんが、日本曹達の場合は、質で勝負!
あまり詳しく書くことはできませんが、独自性が高く他の追随を許さないような特許もあれば、他社が「その手があったか!」と膝を打つ発明まで日本曹達には揃っています。こうした、ちょっと周囲がうらやむような特許のことを「強い特許」といいます。
どうです?強い特許を強みに、社会の真ん中を化学製品で支える生き方、日本曹達から始めてみませんか?

化学で社会を輝かせたい、そんな想いで集う社員たちに、日本曹達ではできる限りの環境を提供したいと考えています。働きやすさの指標になる認定制度を採り入れ、組織の改善も余念がありません。女性が活躍している企業であることが一目でわかる「えるぼし」、子育て応援企業の証である「くるみん」や、優良な健康経営を実施している大規模法人のうちトップ500社のみに与えられる「ホワイト500」にも認定されています。

また、福利厚生は法定以上の基準を設定し、同時に制度を利用しやすい環境づくりも進めています。最近話題になることの多い、男性の育休取得についても、当社は企業一般の約2倍!キャリアステップについても、それぞれの希望を取り入れる形で柔軟に対応しています。ワークライフバランスを実践しやすい環境で、一人ひとりが化学のプロフェッショナルとして成長を遂げ、活躍することができます。

日本曹達のワークライフバランス支援

制度名 内容 (赤文字は法定以上)
出産休暇 産前6週間(多胎妊娠は14週間)、産後8週間(有給)
育児休業 ①対象となる子につき、1年(雇用保険給付)
出産休暇を取得しない社員が子の出生後8週間以内に育児休業を取得する場合の最初の5日間は有給
②保育所に入れない等の場合:1歳以降、半年ごとに最大2回延長可能(雇用保険給付)
③保育所の都合により新たな保育所を探す必要があり、保育所に入れない場合:①とは別に4歳の年度末まで最大1年
看護休暇 小学校6年生までの子の傷病治療や健診等のために5日/年(2人以上の場合は10日/年)
※半日・1時間単位でも休暇取得可能
介護休業 対象家族につき、通算1年 3回まで分割可能
介護休暇 要介護状態の家族の介護のため5日/年(2人以上の場合は10日/年)
※半日・1時間単位でも休暇取得可能
時短勤務 6時間以上の勤務を免除
①育児:育児休業を取得しない、1歳までの子を養育する社員(1日60分まで賃金カットなし)
     小学校6年生までの子を養育する社員
②介護:要介護状態の家族がいる社員
失効有給休暇 過去に失効した年次有給休暇を積立、最大40日保有可能 半日単位利用可
①私傷病療養の場合 ②家族の看護・介護・行事参加・手続きの場合 ③私傷病の経過観察検査受診
④健康診断・人間ドックの二次検診受診の場合 ⑤不妊治療を行う場合 ⑥ボランティア活動を行う場合
カフェテリアプラン ①育児:保育園・託児所利用補助、育児用品購入補助
②介護:在宅介護サービス補助、介護施設利用補助 など
③自己啓発:資格取得補助、通信教育利用補助 など

男性の育児休業取得率