作用機構について
トップジンM水和剤は有効成分チオファネートメチルの形でも抗菌活性を示すと同時に、誘導活性体のMBCとしてさらにシャープな効果を発揮します。
呼吸阻害
チオファネートメチルの形で菌の酸素取込量を抑制することから、呼吸阻害活性があると考えられています。
チオファネートメチルの
酸素取込量に及ぼす影響
よって、チオファネートメチルの形態でも菌糸生育を抑制します。さらに、微小管形成阻害活性をもつMBCに変換されることでより高い活性を示します。
野菜類菌核病菌に対する
抗菌活性
(希釈平板法による。薬剤濃度は100μM = 34.2ppm)

※この試験ではチオファネートメチルの化学変換を促進するためにオートクレーブ(121℃、15分間)で処理をしています。
微小管の形成阻害
チオファネートメチルが化学変換して出来た誘導活性体のMBCは、チューブリンたんぱく質と結合することで微小管の形成を阻害します。
MBC処理により細胞骨格が崩壊する様子
赤パンかびを用いたモデル試験

