日曹フラスター液剤（植物成長調整剤）

１．ぶどうに関する作物名中の品種による区分は、メピコートクロリドに対するぶどうの反応性の違いを 考慮した区分なので、ぶどうの品種がどの区分（品種群）に該当するか病害虫防除所等関係機関に確 認してから使用してください。
２．次の作物名に使用する場合、記載されている品種以外に本剤を初めて使用する場合は、病害虫防除所 等関係機関の指導を受けるか、自ら事前に薬効及び薬害を確認した上で使用してください。
（ア）２倍体米国系品種［デラウエアを除く］ ノースレッド、ナイアガラ、スチューベン、キャンベル・アーリー、マスカットベーリー A
（イ）２倍体欧州系品種［シャインマスカットを除く］ 甲斐路、甲斐乙女、ロザリオビアンコ、瀬戸ジャイアンツ、黄華、赤嶺
（ウ）３倍体品種［ナガノパープルを除く］ 甲斐美嶺、サマーブラック、キングデラ （エ）巨峰系４倍体品種［巨峰、ピオーネを除く］ 安芸クイーン、オリンピア、ブラックオリンピア、伊豆錦、高妻、紅伊豆、藤稔、ゴルビー
３．本剤を誤って所定の散布濃度より高い濃度で使用すると薬害をまねくおそれがあるので、所定の散布 濃度を厳守してください。
４．ぶどう［巨峰（露地栽培）］に対して散布濃度を 1,000 倍、散布液量を 10 アール当たり 300ℓとして 散布する場合には、スピードスプレーヤーを用いて散布してください。
５．ぶどう［デラウェア（露地栽培）］に対して散布濃度を 1,500 倍～ 2,000 倍、散布液量を 10 アール当 たり 200ℓ～ 250ℓとして散布する場合には、スピードスプレーヤーを用いて散布してください。
６．２倍体欧州系品種の中で「甲斐路」､「ロザリオビアンコ」､「赤嶺」は葉に黄化などの薬害を生じた事 例があるので、散布濃度を1,000 倍で使用する場合には､ 病害虫防除所等関係機関の指導を受けてく ださい。
７．２倍体欧州系品種では、樹勢が弱い場合に所定の高濃度で使用すると過度に新梢伸長が抑制されたり、 過着粒になりやすいので注意してください。一方、樹勢が強い場合には所定の低濃度で使用すると新 梢伸長抑制効果が劣る場合があるので注意してください。
８．使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場 合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。

2024年2月22日現在