トップジンMペースト

SDS
混用事例

製品仕様

農林水産省登録  第13411号
有効成分  チオファネートメチル 3.0%
性状  橙黄色粘稠懸濁液
毒性  普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
危険物 
包装  (200g×10本)×5箱、1kg×12本
有効年限  4年

主な特長

  1. 病患部を削り取った後の傷口、剪定・整枝・環状はく皮時の切り口などに本剤を塗布すると、有効成分チオファネートメチル含有の耐雨性の安定した殺菌保護被膜が速やかにでき、木質部の亀裂、 雨水や雑菌の侵入を防ぎ、新しいカルス(ゆ合組織)の形成を促進し、病害の感染を防ぎます。
  2. うり類(きゅうり、すいか、まくわうり)の主茎の基部(地ぎわから 10cm ~ 20cm)や病患部に1週間間隔で2~3回塗布すれば、つる枯病に有効な薬剤です。

効果・薬害などの注意

1.必要量を購入し、できるだけ残すことなく使いきってください。
2.1kgは使用直前によく撹拌し、刷毛等の適切な塗布用具を用いて塗布してください。また、200gチューブの場合、原液をチューブから直接または刷毛等で塗布してください。
3.りんご腐らん病の治療に使用する場合、病斑を見つけ次第病患部を大きめに完全に削り取り、その傷あと及びその周辺に十分に塗布してください。また、剪定整枝時や、環状はく皮などによる切り口に予防的に塗布してください。
4.なしの胴枯病・紅粒がんしゅ病・輪紋病・腐らん病、くり胴枯病、きりの腐らん病の治療に使用する場合、病斑をみつけ次第、病患部を大きめに完全に削り取り、その傷あと及びその周辺に十分に塗布してください。
5.ぶどうの晩腐病に使用する場合は、結果母枝を主体に塗布してください。
6.ぶどうに対し、萌芽後に使用すると生育遅延を生じるおそれがあるので、必ず萌芽前に使用してください。
7.さくらのてんぐ巣病に使用する場合は、病巣の発生している枝を健全部で切除し、その切り口に十分塗布してください。
8.ぶな丸太の防菌に使用する場合は、伐倒直後、直ちに(24 時間以内)木口に十分塗布してください。なお、本剤による防菌効果は2ヵ月後までであり、それ以後の効果は期待できないので留意してください。
9.うり類(きゅうり、すいか、まくわうり)に使用する場合は主茎の基部(地ぎわから 10cm〜20cm)や病患部に1週間間隔で2〜3回塗布してください。この場合、病患部をあらかじめ削り取ってから塗布すると一層効果的です。
10.使用後の刷毛等の用具はそのまま放置せず、水でよく洗っておいてください。
11.蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
12.自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石にかかると変色するおそれがあるので、かからないようにしてください。
13.使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
14.適用作物群に属する作物またはその新品種に初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。

2023年7月27日現在

適用表(抜粋)

印刷用製品情報(PDF)

※一部農薬、展着剤では【使用目的】および≪適用農薬名≫を記載
≪表は横にスクロールしてご覧いただけます≫

作物名適用病害虫雑草名※希釈倍数使用量散布液量使用時期本剤の使用回数使用方法適用場所
果樹類(もも、りんご、なし、かき、マルメロ、かりん、いちじく、かんきつ、おうとう、小粒核果類、びわ、キウイフルーツ、ぶどう、くり、オリーブを除く)【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
かんきつ【切り口の枯込防止】原液剪定整枝時3回以内塗布
かんきつ【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
かんきつ幹腐病原液剪定整枝時3回以内塗布
かりん【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
なし【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
なし紅粒がんしゅ病原液剪定整枝時及び病患部削り取り直後3回以内塗布
なし黒斑病原液剪定整枝時及び病患部削り取り直後3回以内塗布
なし胴枯病原液剪定整枝時及び病患部削り取り直後3回以内塗布
なし腐らん病原液剪定整枝時及び病患部削り取り直後3回以内塗布
なし輪紋病原液剪定整枝時及び病患部削り取り直後3回以内塗布
びわ【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
マルメロ【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
りんご【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
りんご腐らん病原液剪定時及び病患部削り取り直後3回以内塗布
りんご輪紋病原液剪定時及び病患部削り取り直後3回以内塗布
もも【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
小粒核果類【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
おうとう【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
ぶどう【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
ぶどうつる割病3倍休眠期(萌芽前)3回以内塗布
ぶどう晩腐病3倍休眠期(萌芽前)3回以内塗布
いちじく【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
オリーブ【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
オリーブ(葉)【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
かき【切り口の枯込防止】原液剪定整枝時3回以内塗布
かき【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
キウイフルーツ【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
くり【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後3回以内塗布
くり胴枯病原液病患部削り取り直後3回以内塗布
きゅうりつる枯病原液発病初期5回以内塗布
すいかつる枯病原液発病初期5回以内塗布
まくわうりつる枯病原液発病初期5回以内塗布
メロンつる枯病原液発病初期 但し、収穫21日前まで1回塗布
漬物用すいかつる枯病原液発病初期5回以内塗布
ばら【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後5回以内塗布
樹木類【切り口及び傷口のゆ合促進】原液剪定整枝時、病患部削り取り直後、及び病枝切除後5回以内塗布
きり腐らん病原液剪定整枝時及び病患部削り取り直後5回以内塗布
さくらてんぐ巣病原液病枝切除後5回以内塗布
ぶな(伐倒木)【クワイカビ類による木材腐朽】原液伐倒直後1回木口に塗布

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