仕事と社員

R.S.

化学品事業部 医薬品部 医薬品普及課
2021年入社 工学府応用化学専攻修了

仕事内容

技術と営業、両方の知見が求められる
「普及」という業務。

私は医薬品添加剤のNISSO HPC(ヒドロキシプロピルセルロース)の新しい価値をお客さまと共創するCTAC(セルローステクニカルアプリケーションセンター)に所属し、HPCの普及というミッションに挑んでいます。私は研究員でありながらユーザーさんとの直接的なコミュニケーションも必要な「技術営業」というハイブリッドの職種で、既存製品の新用途探索、販売促進のためのデータ取得、お客さまとの立ち会い実験の対応、学会や展示会への参加、国内や海外のお客さまや代理店に向けたセミナー・ウェビナーの開催などを幅広く担当しています。
自社製品の普及において大切なのは、お客さまが何を求めているかを知ることです。私はさまざまな接点でお客さまとコミュニケーションを取り、お客さまから問い合わせを受けたデータが社内になければすぐに実験を行いますし、逆にどのようなデータがあればいいか、お客さまにヒアリングを行うこともあります。単純に「より良いもの」を追求するだけでなく、「お客さまが必要とするもの」を知るという点に、私たちの存在意義とやりがいがあると考えています。

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  • 仕事はどうやって覚えたの?

    大学院では高分子を使って有効成分を効率的に体内に届けるドラッグ・デリバリー・システムの研究に携わっていました。現在担当している医薬品添加剤は高分子製品なので、バックグラウンドは多少共通しています。実務面については、業務の幅広さや研究室とはスケールの違う機械の大きさなどに驚きましたが、最初の半年ほどは先輩方が一緒についてくれ、ひとり立ちするまでサポートしてくれました。当時教わった仕事の優先順位の付け方も、多くの仕事をこなす上で役立っています。

仕事の魅力

新しいものを
追求し続けることができる。

医薬品添加剤の普及という仕事の性質と関わりますが、営業も技術も幅広く経験できるのが今の仕事の魅力です。私は技術系の専攻出身で、就職活動の際、研究職を選ぶか、営業職を選ぶかで最後まで悩みました。最終的に今の職種を選んだ決め手は、新卒でありながら技術と営業のどちらも経験できる貴重なポジションであり、仕事を通じて自分の適性や能力を伸ばすこともできると聞いたからです。実際に仕事を始めてみると、単純に仕事の範囲が広く、様々なユーザーさんとの関わりも多いため、2年目の今も、いつも新鮮な気持ちで仕事に取り組んでいます。自ら実験を行いながらも、解釈に悩むことがあれば他部署に分析を依頼したりと、横の連携が取りやすい点も魅力のひとつです。
この仕事を通じて、私はひとつのものを追い求めるよりも、常に新しいものを追い続ける方が好きだと気づくことができました。初めて関わる分野の人と話をしたり、今まで考えたことがなかった新しい切り口から考えたりするのも大好きです。技術面の知識・経験を深めながらも、ゆくゆくはより営業的な側面を強めていって、日本曹達の製品を世の中に広めていきたいと思います。

  • 私の「そーだ!」体験

    既存製品を応用して新しい用途を発現させようというプロジェクトを担当しています。私が主導して外部企業や別部署に合成を依頼し、分析については小田原研究所に依頼。私は一連の作業のコーディネートを行いました。このプロジェクトは以前から構想があったのですが、たまたま私が関連する研究の経験を持っていたため、担当させてもらえることに。私自身、新しいものが好きな性格でしたし、プロジェクトの芽が出るところまで立ち上げることができ、大きな達成感を得ることができました。

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