ニュースリリース

2000年 1月12日

国内初の国産技術によりPCBを低温で処理開始


日本曹達株式会社(社長:槻橋 民普)は、初の国産技術により二本木工場(新潟県中頚城郡中郷村)にて、PCBの処理を開始する。


処理開始に至る経緯


平成4年

処理技術の研究を開始(他社は海外導入技術)

平成10年6月
通産省評価委員会 低濃度PCB処理実証試験終了

平成11年3月
通産省評価委員会 高濃度PCB処理実証試験終了

平成11年6月
中郷村説明会終了

平成11年10月
新潟県へPCB処理の事前協議書を提出

平成11年12月
施設設置許可申請、許可取得

平成12年1月
中旬、二本木工場にて処理開始

処理対象

二本木工場内に長く保管されていた三百キログラムのPCBを6ケ月かけて処理する。
自社技術開発の背景

PCBの処理にはナトリウムが最も有効な薬剤であることは古くから知られていたが、日本曹達はナトリウムの製造メーカーでもあり、長年にわたってその応用技術を蓄積してきた。このナトリウムによる脱塩素化法自体はカナダ、米国では広く実用化されているが、60℃の反応による処理は世界初の低温度である。
処理システムの特長

脱塩素化法で薬剤としてPCBの処理に最も適した微粒子のナトリウムを使用しているため、温度が低く、処理システム自体がシンプルでコンパクトな装置となっている。一般に提案されている化学処理法は、反応性の低い薬剤を使用するため200〜350℃以上の加温を必要とするが、この方法は

1.PCBの濃度により60〜170゜Cの低温で処理が可能。

2.処理装置は簡単でわかりやすく、コストが安い。

3.反応がシンプルであるため廃棄物がほとんど出ないなど運転時の安全性が高く、環境にもやさしいことを特長としている。
今後の展開

今回の設置許可の取得および処理実施により、システムの特長、安全性を広く一般、自治体等の社外に証明し

1.国内に4万〜6万トン保管され、2000億円ともいわれている市場にPCBの処理事業として参入する。

2.大口保管企業とされる電カ関連企業、JR、自衛隊などへの受注活動に大きく踏み出すことに自信を深めている。
提携企業

関連企業である日曹エンジニアリング株式会社(建設)、日曹金属化学株式会社(廃棄物処理)の他に、伊藤忠および伊藤忠ファインケミカルと市場開発を進めてきた経緯があり、同社と共同で受注活動を積極的に展開する。


以上  

本件に関するお問い合わせ先


日本曹達株式会社 総務部広報担当 秋葉 民喜
TEL:03-3245-6189
FAX:03-3245-6238



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